失語症者向け意思疎通支援事業は、2018年度から支援者を養成する養成研修が始まり、2019年度からは支援者の派遣事業が開始されました。この事業は失語症のある方々やその家族へのサービスを拡充し、活動・参加を促進することを目的としています。
失語症のある方々を支援し、この事業を推進することは、言語聴覚士が地域において果たすべき役割の一つです。
この事業の現状をまとめ、失語症のある方々の活動・参加の促進のために何が必要となるのかご一緒に考えたいと思います。
国立聴力言語障害センター聴能言語専門職員養成所を修了し、
慶應義塾大学病院リハビリテーション科、
目白大学保健医療学部言語聴覚学科教授を経て、
一般社団法人日本言語聴覚士協会 常勤役員 現在に至る。
日本言語聴覚士協会設立時より協会活動に携わる。
2015年度 厚労省の障害者支援状況等調査研究事業「意思疎通を図ることに支障がある障害者等に対する支援の在り方に関する研究」に協会から参加。
以来、失語症者向け意思疎通支援事業に関与、失語症者向け意思疎通支援者指導者養成研修のテキストの作成に携わり、講師を務めている。
日本高次脳機能障害学会理事、日本音声言語医学会顧問、などの学会役員、
医学書院の教科書をはじめ書籍の執筆、編集に関わる。