1.ピアカウンセリングを用いた脳卒中当事者会の紹介
安心安全な場で想いを吐き出すことで、定期的にココロのメンテナンスを行うことの重要性をお伝えできればと思っています。
2.本当の意味のリハビリテーションとは
また私のミッションとして、リハビリテーションという言葉の本当の意味(全人間的復権)について当事者にも理解促進したいという思いがありますので、それについてもご紹介できればと思っております。
これまでリハビリと略されて認知されてきたものは、機能回復訓練のみをイメージしている方がいまだに多いと思いますが、本来は「全人間的復権」であり、いわゆる「その人らしく生きる権利を獲得する」という意味であることを多くの当事者に知っていただき、リハビリテーションを「してもらうもの」ではなく専門家の力を借りながら「自らデザインしていくもの」「自分の意志で”どう生きるか”を考えていく過程」であることを共有できればと思っています。
当事者がこの点を理解することで、当事者自身とその支援者とで取り組んでいるリハビリテーションへの想いや行動が、より良いものとしてブラッシュアップされ実現されることを願っています。
理学療法士14年目
2009年 名古屋大学医学部保健学科理学療法学専攻卒業、理学療法士免許取得
2011年 名古屋大学大学院医学系研究科リハビリテーション療法学専攻理学療法学分野修了、修士号取得
2011年~現在 沖縄リハビリテーションセンター病院 勤務
2019年 脳卒中認定理学療法士 取得
2021年 理学療法士養成校非常勤講師
「カラダ、ココロ、社会とのツナガリで脳卒中当事者の本当の意味のリハビリテーションを実現する」という使命のもと、身体(脳卒中理学療法)・精神(脳卒中当事者会おきなわ主催)・社会性(心のバリアフリーステッカープロジェクト沖縄代表)の三方向から活動を行っている。