言語機能検査上ほとんど問題のない失語症患者、喚語困難や文法障害がみられないけれどもコミュニケーションが難しい脳損傷患者。
こうした事例を考えるため、談話とは何か?談話障害の人にどのようなアプローチが必要なのか?最前線で活躍される浮田弘美氏に語っていただきます。
そもそも「談話」とは、「ことばが作る意味のあるひとつのまとまり」であることをご理解いただいた上で、臨床的観点から①「談話障害」とは何か、②どのように評価するか、③どのようにアプローチするか、の3点を中心にお話しします。
1978年津田塾大学学芸学部英文学科卒業
1980年津田塾大学大学院文学研究科博士課程(前期)修了
1982年国立身体障害者リハビリテーションセンター学院聴能言語専門職員養成課程卒業、川口医師会病院、新所沢潤和病院等を経て
1990年大阪大学医学部附属病院入職
1999年言語聴覚士免許取得
2020年大阪大学医学部附属病院退職