言語聴覚士の発声発語領域や嚥下領域で口腔顔面器官の運動や呼吸-発声練習は頻回に行っていると思います。
参考書にも多くの方法が書かれており、以前に比べて体系化してきていますが、先輩言語聴覚士と話すとスタンダードな方法の中にも色々なエッセンスを加えて訓練していることがわかります。
その中でも姿勢設定を考慮した方法や、より機能的な活動につながるような運動訓練について、私が臨床で感じ実践していることを紹介させてもらいたいと思います。
シンプルな「嚥下体操」以外の運動の方法を紹介し、いかにして発話や嚥下運動につなげるかを一緒に考えていきたいと思います。
札幌医療科学専門学校 言語聴覚士科を卒業し言語聴覚士免許を取得後、共愛会病院に就職し、大阪リハビリテーション病院を経て、現在は富永病院にて脳血管疾患患者に対する言語聴覚療法に従事している。
病院勤務に加えて専門学校で「神経系の構造・機能・病態」、「運動障害性構音障害」の非常勤講師を務めている。
大阪保健医療大学 大学院保健医療学研究科でエレクトロパラトグラフィを用いて調音音声学の研究を行い修了(保健医療学 修士)。
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定摂食機能療法士
LSVT LOUD®認定講習修了