U-25で脳を損傷! その後のリアル キャリア形成、人生を生き抜く知恵 公開シンポジウム

日時
2023年2月18日(土) 14:00~16:30
場所
オンライン(zoom)
講師
早野満紀子氏 島本昌浩氏 松川力也氏 ファシリテーター:西村紀子氏
参加費
一般:2,000円、冊子付2,500円
オンラインアカデミー会員:無料、冊子付500円

詳細

◆このイベントは、終了後、申し込み者に動画を送付します。動画の視聴期限は半年です。

【 プログラム 】
1 公開インタビュー(収録動画配信) 約15分×3名
2 事例検討会(リアルタイム)60分
3 質疑応答 30分(当日参加すると直接質問が可能)

ミスコンに出場し、この障害を皆に知ってもらいたいと行動した早野さん。
変わらない現実を嘆くより、何ができるか合理的に考え抜いてきた島本さん。
これ以上失うものはないからと、若いエネルギーと集中力で起業に踏み切った松川さん。

職業人としてキャリアはおろか、自身のアイデンティティーさえ、まだ形成されない時期に、脳血管の異常により発症した3人。
「若いのに障害が残ってかわいそう」
「これからどうするのかしら?」
「でも若いから回復が早いよね」
そんな周囲の言葉は、当事者から見るとはたして真実なのか?
それぞれの考え、生き方について伺い、意見交換をします。

この障害は、若い世代に少ないので、情報がなくて困っている親御さんにも届きますよう。
第3部では、その場で参加者からの質問にもお答えします。

◆冊子付チケットについて
 主催者NPO法人Reジョブ大阪が発行する月刊誌『脳に何かがあったとき』24号  
 (Amazonでの定価 1,650 円)付きのチケットです。
 今回の登壇者、早野満紀子さんと松川力也さんのインタビュー号です。

講師

早野満紀子氏 島本昌浩氏 松川力也氏 ファシリテーター:西村紀子氏

早野満紀子氏

不動産会社に転職後、半年経過したころ緊張型頭痛がひどく受診。「記念に撮った」CTで脳動脈瘤が見つかる。手術後、失語症、高次脳機能障害が残る。リハビリ病院を退院後、通院しながらリハビリを継続。その時、壁に貼ってあった「若い失語症者のつどい」の新聞記事を見つけ、同じ障害の人がいると前向きに。スーパーでアルバイトをしながら、この障害を知ってもらうため、ミスコンテストに挑戦。その後はエージェント会社に登録し、就職活動に専念。自分の症状について書いた「私のトリセツ」を作り、障害者雇用で就職、今に至る。

島本昌浩氏

資格スクールの講師として勤務。約半年後、脳動静脈奇形による脳出血を発症。左半身まひと高次脳機能障害が残る。10年以上に及ぶリハビリを含めた闘病生活の期間に、障害があっても現実的にできることを考え、行政書士資格など各種資格を取得、35歳で行政書士として独立開業。同時に、看護学校で講師をした経験から、「バリアフリーチャレンジ」という情報発信の活動を開始。その後、一般就労を考え、就労継続支援A型事業所での勤務と職業訓練の後、外資系企業、市役所での契約勤務を経験。現在2度目の職業訓練及び転職活動に再チャレンジ中。

松川力也氏

14歳の時に脳動静脈奇形による脳出血を発症し、左半身まひと、高次脳機能障害が残る。状態が安定したあとは、リハビリ病院から通学をする。障害がある人の就職状況を調べつくした結果、言語聴覚士を目指す。病気によって低下した脳機能を補う工夫を駆使し、国家試験に合格。言語聴覚士として病院に勤務したのち、就労継続支援事業所に転職。当事者セラピストである小林純也氏が主催する「脳フェス」で活動を始める。2022年にはクラウドファンディングで資金調達し、一般社団tsunagariを設立。

ファシリテーター:西村紀子氏

現状の医療・介護保険で取り残されている、生活の場に戻った高次脳機能障害や失語症のある方、そして家族の支援をしたいと考え、起業。NPO法人Reジョブ大阪では、当事者や家族の集いや相談、講演や出版などの啓発活動、(株)くるみの森では、オンライン言語リハを行っている。

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