高次脳機能障害の症状については、少しずつ知られるようになっていますが、高次脳機能障害が生じた当事者の心理についてはあまり知られていません。しかし、支援に当たっては当事者の心理を知ることが不可欠です。
この講義では高次脳機能障害が生じた当事者と家族の心理を知り、それに基づく支援について、実際の症例も含めながら、当事者と家族に必要な支援について考えます。
全3回の講義となります。(1回だけの受講も可能です)
① 7月11日 14:00〜15:30
脳卒中や頭部外傷による高次脳機能障害が残った場合、どのような心理になるのか
心理職はどのような関りが出来るのか。心理職がいない職場では、どんな関りをしていけばいいのか?
② 7月25日 14:00〜15:30
社会的行動障害とはなにか。そして、支援職はどのような対応をしていけばよいのか?
③ 8月22日 14:00〜15:30
高次脳機能障害に関する課題と必要な支援とは?~未診断・小児・MTBI・うつ病~
参考図書
『不自由な脳―高次脳機能障害当事者に必要な支援』
鈴木大介・山口加代子 著
『高次脳機能障害のための 神経心理学的リハビリテーション英国the Oliver Zangwill Centreでの取り組み』
青木重陽 編集
中央大学大学院非常勤講師
明治学院大学非常勤講師
臨床心理士
2002年から高次脳機能障害当事者とその家族の支援に携わり、リハビリテーション領域に携わる心理職の職能団体である
リハビリテーション心理職会の会長を務め、現在は顧問
2016年から日本高次脳機能障害友の会顧問
日本臨床心理士会障害福祉委員会委員