■ セミナー内容
2018年に行われた調査では、相談支援機関における新規相談件数の内、成人期発症例の1/4、小児期発症例の3/4が未診断であることが明らかにされています。
つまり、小児期に高次脳機能障害を発症したものの、診断されずに成人期になって何らかの困りごとを抱え相談支援機関を訪れる、ということが極めて珍しくないという実態が明らかにされました。
今回は、小児期発症の高次脳機能障害について、成人期発症との違い、その実情、支援として求められていることについて皆さんと考えたいと思います。
■今後のスケジュール
8月9日(土)午後2:00~3:30 高次脳機能障害の家族支援
9月13日(土)午後2:00~3:30 Q&A
山口加代子 先生
公認心理師・臨床心理士。
日本高次脳機能障害友の会顧問・リハビリテーション心理職会顧問。
東京リハビリテーションセンター世田谷・川崎市南部リハビリテーションセンター在宅支援室・川崎市南部療育センターアドバイザー
横浜市中央児童相談所の心理判定員として入職後,市内保健所の心理相談員を経て,横浜市リハビリテーション事業団に臨床心理士として勤務。小児期から成人期の発達障害,高次脳機能障害の当事者とご家族の支援に関わる。
主な著書:
『高次脳機能障害を生きるー当事者・家族・専門職の語り:夫と妻の心の旅』(ミネルヴァ書房)
『病気のひとのこころー医療のなかでの心理学:脳にダメージを受けた方たちのこころとその援助』(誠信書房)
『脳の働きに障害を持つ人の理解と支援:高次脳機能障害の当事者』(誠信書房)
『不自由な脳:高次脳機能当事者に必要な支援』(鈴木大介氏と共著,金剛出版)
『不自由な脳は続く:高次脳機能障害に対する支援再考』(鈴木大介氏と共著,金剛出版)
『臨床神経心理学【神経・生理心理学】第2版』(共編著,医歯薬出版株式会社)
『最新リハビリテーション基礎講座 臨床心理学』(共編著,医歯薬出版株式会社)